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こころ夏目漱石|東大生の選ぶ小説第1位

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このブログの自己紹介

幼少期から漫画、アニメ、ゲームが大好きで、物語をそれなりに楽しんできたと自負しています。ですが、活字になると少し抵抗感がありました。(ラノベは別腹です)
サラリーマンの教養としてビジネス本や自己啓発の本をかじることはあるものの固い文字の小説となると。。。

「撮り溜めてたアニメがあるしなぁー」とか
「○○さんの漫画、新作でてるやん!」とか

ふと最近になって、自分の好むアニメや漫画の作品を見ていると気づいたんです。


別に悪いことではないと思うのですが、他のものも楽しみたいなぁと単純に興味が沸いたんです。

 ですのでこのブログでは、著者やジャンルを考えず、なんとなーく気になったものを本屋で買ったり、電子書籍で読んだりしたことのあるものについてレビューできればいいなと考えています。

 では、第一弾は「こころ」夏目漱石についてレビューしたいと思います。

 そうそう!

 「こころ」って、 東大生の選ぶ小説第1位なんですってね。これ書くまで知りませんでした。はずい。

 そんなランキングもいらないくらい全国民の知っている作品ですね。

 物語はざっくり言うと「私」と「先生」が出会い、「先生」の過去や生涯について知り、人のこころに触れていくといった感じでしょうか。(かなりざっくりしていると思います笑)

こころ

あらすじ

先生は奥さんと二人で暮らしている。ある日、主人公の私は先生と出会う。そこで先生の考え方や生き方について少しずつ触れていった。先生は自分のことをある程度のところまで話すが深く付き合おうとはしない。
「すべての人間が好きにはなれない」と……。

話の内容はしっかりしていて現代文学としては読みやすいです。
だた、言い回しが日々の生活で使うものばかりではないので引っかかりは少しありました。

淡々と読者に読ませるといった感じの印象を受けたのですが、ジャンルでいうところのミステリー作品のように次のページを早く読みたいといった感情にはなりませんでした。

ですが、読んだ後にどんよりとした感情になるため、先生の自殺が物語のキーになっている感覚はしっかりと感じます。

また、読者が読み進めているときに漱石のセンスをすごく感じる部分が多々あります。

小説の後半はすべて、先生によって書かれた遺書のような手紙を私が読むことで成立します。手紙は、私が知りたがっていた先生の過去、そしてなぜ先生は人間を好きになれなかったのか、なぜ自殺を選んだのかということの答え合わせをしてくれます。

 序破急の序で問題を提起して、破と急は畳みかけるように書いてある印象を受けました。


 また、小説の初め10ページ辺りで、「私が先生の自殺や、自殺した理由ついて語るつもりはない」と物語が終わっている視点で話しています。

 物語の初めは、先生と私が知り合うところから始まりますので、もちろん先生の過去やなぜ自殺してしまったかは物語の根幹になりうるところだと読者は当然のように思います。


 そこで先生からもらった手紙で答え合わせをするのです。


 後半では主人公の私は、先生について語ったりしませんが、手紙を小説に丸々載せてあるので、先生と私の心情がわかりやすいので、素直にこれはすごいなと感心してしまいました。
 漱石のセンスをとても感じた部分でした。

まとめ

 「こころ」は明治に入って近代化が進む日本を想像しながらゆっくり読めるため通勤時やちょっとした時間があるときにちょこっとずつ読めるのでおすすめです。少しどんよりとした気分にはなりますが……。


 ミステリーやサスペンスものだと続きが気になったりだとか、少し前の内容を忘れたりするのでこんな本のほうが空いた時間に読みやすいかなと思います。

 読みやすい&読みやすい

 「活字苦手……」や「難しそう……」と思っている方に読んでもらいたいですね。僕も読む前にはそう思っていたので。

 初めてのレビューにお付き合いいただきありがとうございました。 1回目なんで少し長くなってしまいました。レビューするにあたって読み返して書いてみました。意外と楽しいですね笑

 皆さんのおすすめの小説なんかも教えていただければとてもうれしくです。

 ではでは

こころ (新潮文庫)

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